申し込みにつながるCTAの作り方|一人起業家のための「自然に押してもらえる」設計術

ペルソナも設定した。 LPも作った。 ブログも書いている。
やるべきことはちゃんとやっているはずなのに、申し込みが来ない…。

あとは何が足りないんだろう?
そんなふうにモヤモヤしていませんか?
実は、申し込みが来ない理由の一つに「CTA(Call To Action=行動喚起)の見せ方」があります。
どんなに良いサービスでも、どんなに丁寧にLPを作っても、CTAの配置や文言が適切でないと、お客様は「どう行動すればいいか分からない」まま離脱してしまうんです。
この記事では、無形サービスを提供する女性起業家に向けて、申し込みにつながるCTAの作り方を、配置・文言・マイクロコピーの3つの視点から解説していきます。
なぜあなたのCTAはスルーされてしまうのか?
アクセスはある程度あるのに、申し込みが来ない。 ブログもLPもちゃんと作ったのに、なぜか反応がない。
こんな状態が続くと、「なんでなんだろう?」と疑問に感じますよね。 その原因は、Webで「次に何をすればいいか」がお客様に伝わっていないことかもしれません。
Web初心者の一人起業家が陥りがちな3つの落とし穴

お客様に行動を促すCTAというパーツがうまく機能しない原因は、大きく分けて3つあります。 一つずつ見ていきましょう。
落とし穴1:そもそもCTAボタンに気づいてもらえていない(配置の問題)
一生懸命LPを作って、最後の最後に「お申し込みはこちら」ボタンを置くというのは、よくあるパターンです。
でも、これだと読者が「途中で疲れて離脱してしまった」「スクロールしきれなかった」という場合、ボタンまでたどり着けません。
特にスマホで見ている人は、長いページを最後まで読むのがしんどいんです。
せっかく興味を持ってくれたのに、ボタンが見つからずに帰ってしまうのはもったいないですよね。
落とし穴2:ボタンの文言が「押しにくい」「心理的にストップをかける」(文言の問題)
たとえば、こんなボタンを見たことはありませんか?
実はこれ、どれも読者にとっては「押しにくい」文言なんです。
- 「お問い合わせ」だと、どう問い合わせていいか分からなくて不安。
- 「詳細はこちら」だと、クリックしたらどのような画面が表示されるのか…と警戒されます。
- 「今すぐ申し込む」は、急かされている感じがして、かえって引いてしまう人もいます。
ボタンの文言は、「押したらどうなるか」が具体的に分かる言葉を選ぶことが大切です。
落とし穴3:読者の心理段階と合っていない(設計の問題)
これが一番見落とされがちなポイントかもしれません。
あなたのブログやLPを初めて見に来た人に、いきなり「3ヶ月30万円のサポートに申し込む」ボタンを出しても、押してもらえないですよね?
まだあなたのことを知らない段階で、高額な契約を迫られたら、誰だって警戒します。
でも、「無料の資料をダウンロード」とか「簡単な診断をやってみる」だったら、「ちょっと試してみようかな」って思えませんか?
読者の心理段階に合わせて、段階的にCTAを設計することが、申し込みにつながる第一歩なんです。
ひとり起業家に最適な「3段階CTA設計」の考え方
CTAと聞くと、「営業っぽくて苦手…」「押し売りみたいで気が引ける」と感じる方もいるかもしれません。
でも、CTAは本来「売り込みツール」ではなく、「お客様への親切な道案内」なんです。
たとえば、初めて訪れた街で道に迷ったとき、案内板があると助かりますよね?
CTAも同じで、「次にどうすればいいか」を示してあげることで、お客様は迷わず前に進めます。そうすることで「Web上の集客導線が整う」ことにつながります。
そもそも「CTA」とは何か?
CTAとは「Call To Action(コール・トゥ・アクション)」の略で、お客様に行動を促すための仕掛けのことです。
具体的には:
- ボタン(「無料ダウンロードはこちら」等)
- リンク(テキストリンクやバナー画像)
- 申し込みフォーム
これらを使って、「次にこのページに進んでください」「ここから登録してください」と案内します。
読者の心理段階に合わせた3段階CTA設計とは?

お客様は、あなたのことを知ってから申し込むまでに、いくつかの心理段階を経ています。
その段階に合わせてCTAを用意することが、自然な申し込みにつながるんです。
具体的には、次の3つの段階です。
【段階1】リードマグネット(無料プレゼント)獲得を促すCTA(認知・興味段階)
この段階の読者は、まだあなたのことをよく知りません。
「なんとなく気になるけど、いきなり申し込むのはちょっと…」という状態です。
このCTAが誘導する先は、リード(見込み客リスト)獲得のためのフリーオファーと呼ばれるメルマガ登録やLINE登録のページです。
配置場所は、ブログ記事下、記事中、サイドバー、ポップアップなどで、頻繁に登場します。
Web集客では、この段階1のCTAが最も多く配置されることになります。
【段階2】フロント商品への申し込みを促すCTA(検討段階)
リードマグネットを受け取り、あなたに興味を持ち始めた段階です。
「もう少し詳しく知りたいな」「自分に合うサービスか確認したい」と考えています。
このCTAが誘導する先は、個別相談や体験セッション、ミニセミナーなどのフロントエンド商品の申し込みページです。
配置場所は、ステップメール内、特定のブログ記事下、継続メルマガ内、SNS投稿内などで、段階1よりも控えめに登場します。
「フロント商品をしっかり告知したいタイミング」で使います。
【段階3】バックエンド商品への申し込みを促すCTA(決断段階)
フロント商品を経て、あなたのことを十分に理解し、「この人にお願いしたい」と思っている段階です。
このCTAが誘導する先は、本命商品であるバックエンド商品の申し込みページです。
配置場所は、ホームページのサービスメニューや個別相談後のフォローメール内などで、基本的にはフロントエンド商品体験時にご案内するため、Web上では一番少なく登場します。
このように、読者の心理段階に合わせてCTAを使い分けることで、押し売り感なく自然な流れで申し込みにつなげることができます。
▼この「3段階CTA設計」と導線全体の考え方については、こちらの記事で詳しく解説しています

では、この中でも最も頻繁に登場する「段階1のCTA(リードマグネット獲得を促すCTA)」を、ブログやLPのどこに配置すれば効果的なのでしょうか?
次のセクションで詳しく見ていきましょう。
申し込み率を高めるCTA配置の黄金ルール
前のセクションで、「段階1のCTA(リードマグネット獲得を促すCTA)」が最も頻繁に登場すると説明しました。
でも、ただ置けばいいわけではありません。
「どこに」「どのタイミングで」配置するかで、クリック率は大きく変わります。
ここでは、ブログ記事やLPで効果的な4つの配置ポイントを紹介していきますね。
ページの流れに沿った4つの配置ポイント
配置ポイント1:ファーストビュー(ページ上部)

ファーストビューとは、ページを開いたときに最初に目に入る部分のことです。
「このページ、私が探していた情報がありそう!」と感じた読者が、すぐに次のアクションを取れるように、ここにCTAを配置します。
注意点: いきなりフロント商品やバックエンド商品のCTAを置くのは逆効果です。まだあなたのことをよく知らない読者に、「個別相談に申し込む」「30万円のサポートに申し込む」と言っても、警戒されてしまいます。
ファーストビューでは、「ハードルの低いアクション」を提示することがポイントです。
配置ポイント2:記事中盤(共感・納得後)

記事を読み進めて、「そうそう、私もそう思ってた!」と共感したり、「なるほど、そういうことか」と納得したりした瞬間。 このタイミングでCTAを見せると、クリック率が高まります。
たとえば、「SNS毎日投稿がキツイと感じていませんか?」という悩みに共感するセクションの後に、「週2投稿でも成果が出る方法をまとめた無料ガイドをダウンロード」というCTAを置くイメージです。
記事の内容が「悩みへの共感」中心なら段階1のCTA、「具体的な解決策の紹介」なら段階2のCTAを置くこともあります。
配置ポイント3:記事末尾(情報を読み終えた後)

記事を最後まで読んでくれたということは、その読者はあなたのコンテンツに興味を持っている証拠です。
この「熱量が高い」読者を逃さないために、記事末尾にもCTAを配置しましょう。
ポイント: 記事の結論とCTAをスムーズにつなげることが大切です。
たとえば、「CTAの配置を変えるだけで、申し込み率が上がります」という結論の後に、「まずはあなたのサイトのCTAをチェックしてみませんか?無料診断ツールはこちら」と自然につなげるイメージです。
配置ポイント4:サイドバー/固定フッター(常時表示)

読者は必ずしも「記事を最初から最後まで順番に読む」とは限りません。 途中で「今すぐ申し込みたい!」と思うこともあります。
そんなときのために、ページのどこにいても目に入る場所にCTAを配置しておくと、取りこぼしを防げます。
配置場所:
- サイドバー(PC表示の場合)
- 固定フッター(画面下部に常に表示されるバー)
モバイル対応: スマホでは固定フッターが特に効果的です。サイドバーはスマホでは下に流れてしまうので、画面下部に固定されたCTAボタンを表示させましょう。
常に目に入る場所だからこそ、ハードルの低いアクションを提示することがポイントです。
- ファーストビュー:興味を持った瞬間に行動できる(軽いアクション)
- 記事中盤:共感・納得した直後に次の一歩を促す(軽い〜中間アクション)
- 記事末尾:熱量が高い読者を逃さない(軽い〜中間アクション)
- サイドバー/固定フッター:いつでも申し込める安心感(軽いアクション)
この4箇所にCTAを配置することで、読者がどのタイミングで「次に進みたい」と思っても、迷わず行動できるようになります。
心理的ハードルを外す「CTAボタン文言」と「マイクロコピー」の使い分け
CTAの配置場所が分かったら、次は「どんな言葉でボタンを作るか」です。
ここで重要になるのが、ボタンの文言とマイクロコピーの組み合わせです。
「マイクロコピーって何?」と思った方もいるかもしれませんね。 まずは、マイクロコピーについて説明していきます。
マイクロコピーとは?
マイクロコピーとは、CTAボタンの周辺に配置する短い補足テキストのことです。
たとえば、こんな感じです。
\ 初めての方はまずこちら /
※所要時間30分・Zoom・無理な営業は一切ありません
このように、ボタンの上や下に、小さく補足説明が書いてあるのを見たことがありませんか?
それがマイクロコピーです。
なぜマイクロコピーが重要なのか?
ボタンの文言は、できるだけ簡潔にする必要があります。
長すぎると読まれませんし、ボタンとして認識されにくくなるからです。
でも、簡潔にしすぎると情報が足りず、読者は不安になります。

これ、押したらどうなるの?

お金がかかるのかな?

営業メールが来たりしない?
こんな不安を抱えたまま、ボタンを押せる人はほとんどいません。
だから、ボタンはシンプルに、でも必要な情報はマイクロコピーで補うことが大切なんです。
「押してもらえる」文言設計の実例集
では、実際にどんなふうにボタン文言とマイクロコピーを組み合わせればいいのでしょうか? 段階別に見ていきましょう。
【パターン1:軽いアクション(資料ダウンロード)】
ポイント: 「3分で分かる」「メールアドレスのみ」「営業連絡なし」という情報で、ハードルを下げています。
【パターン2:中間アクション(個別相談)】
ポイント: ボタンは「無料相談を予約する」という具体的な行動だけを示し、詳細情報はマイクロコピーと補足テキストで伝えています。
【パターン3:中間アクション(体験セッション)】
ポイント: 「お問い合わせ」ではなく「体験セッションに申し込む」と具体的に書くことで、押した後に何が起こるかが明確になります。
【パターン4:本命アクション】
ポイント: 「今すぐ」という急かす表現ではなく、「6ヶ月サポート」という具体的なサービス名を使うことで、読者は冷静に判断できます。
マイクロコピーで伝えるべき3つの要素
マイクロコピーには、次の3つの要素を盛り込むと効果的です。
安心要素
読者の不安を先回りして解消する情報です。
- 「無料」「所要時間〇分」「準備不要」
- 「無理な営業は一切ありません」「いつでも解約できます」
- 「メールアドレスのみ」「クレジットカード不要」
具体性
何が得られるか、どんなふうに進むかを具体的に示します。
- 「Zoomで実施」「対面・オンライン選択可」
- 「【初回限定】」「【〇〇でお悩みの方限定】」
- 「3分で分かる」「30分でお届け」
信頼性・緊急性
行動を後押しする情報です。
- 「満足度〇%」「累計〇名が受講」
- 「【残席〇名】」「【期間限定】」
- 「お客様の声:〇〇さん」
この3つの要素を組み合わせることで、読者は安心してボタンを押せるようになります。
今日からできる!CTAチェックリスト
ここまで、CTAの配置と文言の作り方を説明してきました。

理屈は分かったけど、配置を変えるだけで本当に反応って変わるの?
そう思う方もいるかもしれませんね。
実は、私のクライアントでも実際に結果が出ています。
あるクライアントは、無料プレゼントを用意してメルマガ登録を促していましたが、LPにアクセスはあるのに登録が増えませんでした。
そこでアクセス解析のヒートマップを確認したところ、多くの人がページの早い段階で離脱していることが判明したんです。
じっくり読んでから登録する人もいますが、「早くプレゼントが欲しい」と思っている人にとっては、長い説明文は邪魔になっていたんですね。
そこで、ファーストビューのすぐ下にもCTAを追加したところ、メルマガ登録数が目に見えて増え始めました。
このように、CTAの配置を見直すだけで、取りこぼしていたお客様をしっかりキャッチできるようになります。
では、ご自身のサイトはどうでしょうか? 次のチェックリストで確認してみてください。
CTAチェックリスト
【配置編】
- ファーストビュー、記事中盤、記事末尾の3箇所にCTAを配置している
- スマホでも見やすい位置・サイズになっている
- 固定フッターやサイドバーにもCTAを設置している
【設計編】
- 読者の心理段階(軽い〜本命)に合わせたCTAを使い分けている
- いきなり本命アクションではなく、段階的な導線を作っている
- ブログ記事下には基本的に「軽いアクション(リードマグネット獲得)」のCTAを配置している
【文言編】
- ボタンの文言は簡潔で、具体的な行動が分かる(10文字以内が目安)
- 「お問い合わせ」など曖昧な表現ではなく、明確な動詞を使っている
- 「今すぐ申し込む」など急かす表現を避けている
【マイクロコピー編】
- ボタンの上または下に、補足説明を追加している
- 「無料」「所要時間」など安心要素を明記している
- 「無理な営業なし」など、不安を先回りして解消している
- 必要に応じて「満足度」「実績」など信頼性を示す情報を追加している
まとめ
CTAは「売り込みツール」ではなく、「お客様への親切な案内」です。
- 配置で「気づいてもらう」
- ボタン文言で「何ができるか伝える」
- マイクロコピーで「不安を解消する」
この3つを意識するだけで、想いを曲げずに申し込みを増やすことができます。
どれも今日からできることばかりなので、ぜひチェックリストを使いながら一つずつ見直してみてください。
少しずつでも改善していくことで、「Webから自然と申し込まれる」状態に近づいていきますよ。


