一年間の収支を計算し、そこから収める税金の金額を算出して国に報告する確定申告。一年に一度の作業なので、作業の仕方を忘れがちな挙句、税務署へ提出しなければならないのがめんどうですよね。
もし、確定申告の作業がギリギリになってしまうと、「持参する時間がない…」「郵送はちゃんと期限までに届くかどうか…」と不安がつのります。
でも、確定申告はe-Taxという国のシステムを使えば、オンラインでも提出できるんです。e-Taxでの電子申告は、青色申告の65万円の控除を受ける条件の一つ『e-Taxによる申告(電子申告)または電子帳簿保存を行っていること』も満たされるためお得です。
でも、e-Taxってどうやったらいいの?
という方へ、e-Taxの準備について説明します。確定申告時期になって慌てないように、ぜひ事前に準備しておきましょう!
準備する機器などの環境の準備
e-Taxを利用するために必要な機器や環境設定は、下記の3つです。
- マイナンバーカードの準備
- マイナンバーカード読み取り機器の準備(『ICカードリーダ・ライタ』 or 『マイナンバーカードの読み取りに対応したスマホ』)
- e-Tax利用環境の設定(ICカードリーダ・ライタを使う場合)
順番にご説明します。
マイナンバーカードの準備
マイナンバーカードがお手元にない場合は、地方公共団体情報システム機構の『マイナンバーカード総合サイト』にてマイナンバーカードを申請することができます。(申請ページはこちら)
マイナンバーカード読み取り機器の準備
マイナンバーカードの読み取り方法は、二種類あります。
- マイナンバーカードの読み取りに対応したスマートフォンを使う
- ICカードリーダ・ライタを使う
マイナンバーカードの読み取りにICカードリーダを使う場合、事前準備としてブラウザの拡張機能やJPKI利用者ソフトなどのインストールが必要です。これが少しわかりにくくて戸惑う方が多いので、マイナンバーカードの読み取りは、スマートフォンで行うことをおすすめします。
オススメ マイナンバーカードの読み取りに対応したスマホの場合
マイナンバーカードの読み取りに、スマートフォンを使う場合、マイナポータルアプリのインストールが必要です。使用方法は、e-Taxホームページの『QRコード認証』ページをご覧ください。
ICカードリーダ・ライタの場合
マイナンバーカードの読み取りに、スマートフォンではなく、ICカードリーダ・ライタを使う場合、下記の準備が必要です。
- ICカードリーダ・ライタ機器の購入
- e-Tax利用環境の設定
地方公共団体情報システム機構の『公的個人認証サービスポータルサイト』にマイナンバーカードに対応したICカードリーダライタ一覧があるので、対応した機器をお選びください。
私はWindowsPCでもMacでもe-Taxを使っています。私が使っているICカードリーダは、下記のとおりです。
Windowsの場合『ソニー製 RC-S380 』
Macの場合『サンワサプライ製 ADR-MNICU2 』
e-Taxを利用するには、ブラウザの拡張機能などのインストールが必要になります。e-Taxホームページに『事前準備セットアップ』のマニュアルがありますので、マニュアルに沿って準備を進めてください。
Windowsの場合:事前準備セットアップのマニュアルはこちら
Macの場合:事前準備セットアップのマニュアルはこちら
インストールに必要なファイルなどはこちらのページ『事前準備セットアップ』にあります。
e-Taxの利用登録
e-Taxが利用準備ができましたら、利用登録に進みます。
利用者識別番号の取得
e-Taxの『ご利用の流れ』ページから、利用者識別番号を取得します。7つの取得方法が掲載されていますが、ここでは1つ目の『WEBからマイナンバーカードを使ってアカウントを登録する』で進めていきます。
受付システム ログイン画面が表示されるので、『マイナンバーカードでログイン』ボタンをクリックします。
ICカードリーダライタもしくはスマートフォンでの読み取りを選択し、マイナンバーカードを読み込んでログインします。
『初めてe-Taxをご利用される方はこちら』の下向き三角マークを押します。
すると、『マイナンバーカード情報の確認へ』ボタンが表示されるので、ボタンを押します。
また、マイナンバーカードを読み取り、情報を取得します。入力方法の選択で『マイナンバーカードから読み取る』にチェックを入れて、ICカードリーダライタまたはスマートフォンで読み取ってください。
読み取られた内容が表示されていることを確認して、『次へ』ボタンをクリックします。
マイナンバーカードから読み取られた箇所は自動で入力されています。それ以外をすべて入力しましたら、ガマン一番下の『確認』ボタンを押します。
すると、入力した内容の確認画面が表示されるので、正しく入力できていましたら、画面下の『送信』ボタンを押します。
利用者識別番号の通知希望確認画面が表示されるので、『利用者識別番号の通知を希望する』にチェックを入れて、『OK』ボタンを押します。
利用者識別番号が通知されます。あとから確認もできますが、スクリーンショットで保存したり、印刷して保存しておくと確認が容易になるのでおすすめします。その後、『次へ』ボタンを押して進みます。
マイナンバーカードによる本人確認の画面が表示されるので、また、スマートフォンもしくはICカードリーダーで読み取りします。
読み取りが完了すると、完了画面が表示されるので『次へ』ボタンを押して進みます。
メインメニューが表示されて、e-Taxが利用できるようになりました。
『マイページへ』ボタンからマイページを開くと、登録した情報が確認できます。
以上でe-Taxを利用する準備は完了です。お疲れさまでした!
e-Taxを利用できるようになりましたら、『開業届をオンラインで提出する』ことや『確定申告をオンライン申告する』ことができます。
作業が途中でわからなくなってとまっちゃうことが不安な方へ。
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